ジェム・インフォメーション第35・36合併号 内容紹介

5月23日に発行されたGem Information第35・36合併号の内容を簡単に紹介します。今回は最近特に需要の多い、“宝石の産地同定の重要性”にスポットを当て、話題の宝石、新しい産地、今年のツーソン ジェム&ミネラル ショーで注目をあびた宝石などを中心に56ページのボリュームで発行することができました。

☆“宝石の産地同定” Gübelin Gem Lab Ltd.,

宝石の産地同定の技術、限界、全体論的アプローチを、スイスのギュベリン宝石研究所が事例研究を上げながら解説します。
カシミール産ブルー・サファイア中のパーガス閃石
  顕微鏡写真

☆エチオピア オパール産地イータリッジYita Ridge

宝石の産出がほとんどないエチオピアから、1992年に
遊色効果の大変美しい高品質なオパールが発見された。メキシコやオーストラリア産のオパールと見違える程の
品質である。

タンザニア産グリーン・オパール

東洋を代表する宝石の一つであるオパールは、コモン・オパール、プレシャス・オパールとその種類も大変多い。この度タンザニア産のグリーン・オパールを入手することが出来た。
ブラジル産のオパールと比較し、その特徴を解説する

ツーソン近郊で産出するファイアー・アゲート

ツーソンの会場から車で30分ほど行くと小高い山脈が見える。虹色の強い、丸みを帯びたいくつもの山形のファイアーが見られるファイアー・アゲートが産出するDeer Creek Mineである。

コランダム・キャッツ・アイ

ベトナムの北部Luc Yen鉱山とTan Huong鉱山から産出されるコランダムの中に、大変稀にキャッツ・アイ効果を持つルビー、サファイアがある。宝石学的見解・考察により石の特徴を把握し、それを活かすように石取り・カットデザイン構成を考え、シャトヤンシー効果が最大限に現れるように研究されたものである。

ツーソン2007

10年間にわたりツーソンに自ら出展し、その後も毎年のようにツーソンを訪れ、新種石、新産地の情報を入手し続けてきた所長が、“ツーソン攻略法”ともいえる特徴ある展示品を紹介する。

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