2003年11月27日にジェム・インフォメーション ラズベリル特集号が発行されました。昨年11月にマダガスカルで発見されたピンク・ベリルが、今年2月のアメリカ ツーソン市で開催されたジェム&ミネラルショーに出展され大変人気を博した。美しいピンク色でラズベリーの色あいに良く似ているため、“ラズベリル”という別名がつき市場に紹介された。この宝石は、今までのピンク・ベリル すなわちモルガナイトとは大変違っていた。一番の違いはセシウム(Cs)が多量に含まれていて、今までの宝石にはなかった新しい鮮やかなピンク色をしている事だ。残念な事にインクルージョンが多く、ルーペンラインの品質の石はほとんど見られない。その中でもチューブインクルージョンが美しく平行に配列されている石は、シャトヤンシー効果が現われ キャッツアイになる石もあり、人気があるようだ。